第1章:私史上、最強にコスパが良かったジュエリー
10年で10倍以上の価値に?
これ、株などの投資物件の話ではなく、私が買ったジュエリーの話なんです。

およそ10年くらい前、コインネックレスが流行っていた時期がありました。友人がコインタイプのネックレスを付けているのを見て、「私もちょっと良いジュエリーが欲しいなぁ」と思ったのがきっかけで、コインタイプのジュエリーを探し始めました。
私が見つけたのは、ギンザタナカのウィーン金貨ネックレス(K24)。
ギンザタナカのジュエリーに目を付けたのは、「ウィーン金貨」のデザインに惹かれたから。新婚旅行で行ったウィーンには思い入れがあり、楽器のデザインも素敵で、これは一生モノかも!と思ったのを覚えています。
ウィーン金貨ハーモニーとは?
ウィーン金貨ハーモニーは、オーストリア造幣局が発行する純金(K24/99.99%)の地金型コイン。
重量ごとに複数サイズがあり、重さ=価値としてその日の金相場に連動します。
| オンス | 重量 | 直径 | 厚さ | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1オンス | 約31.10g | 約37mm | 約2.0mm | 投資用として人気。存在感大 |
| 1/2オンス | 約15.55g | 約28mm | 約1.8mm | ネックレスにすると高級感◎ |
| 1/4オンス | 約7.78g | 約22mm | 約1.4mm | 普段使いでも上品なサイズ |
| 1/10オンス | 約3.11g | 約16mm | 約1.2mm | 日常に馴染む。初心者向け |
| 1/25オンス | 約1.24g | 約13mm前後※ | ― | 小ぶり。お守り感覚で人気 |
ギンザタナカでは、この金貨をジュエリー用に枠付きネックレスなどのジュエリーに加工されたものが販売されています。

私が購入したのは、ジュエリーとして馴染むサイズの1/10オンスのサイズ。当時のレシートなどは残っていませんが、5万円前後だったことを覚えています。
最近なんとなく公式サイトを見てみたら、ほぼ同じデザインのネックレスが、なんと約50万円以上で販売されていました。


もちろん、これは公式の定価だから、実際の中古品買取相場はもう少し下がると思うよ
値上がりの原因は、金価格の高騰の他、様々な要因があります。
ファッション感覚で買ったネックレスが、まさかここまで価値が上がるなんて…!
「私史上いちばんコスパが良かった買い物かもしれない」と思いました。
今日はそんな超コスパアイテムである地金ジュエリーをおすすめする理由と、おすすめの地金ジュエリーについて解説していきます。
第2章:なぜ金価格が上がっているの?
経済ニュースでも「金価格が過去最高を更新」と耳にする機会が増えました。実際、金の価格はここ10年で約4倍以上に上昇しています。

私がコインネックレスを買った10年前、金価格は1gあたり4,000円〜5,000円程度だったけど、2025年10月現在2万円を超えてる!
その背景には、いくつかの理由があります。
① インフレと通貨の不安

世界的に物価が上昇し、各国の通貨の価値が目減りしています。そんな中でも金は「人が発行するお金」ではなく、どの国でも価値を認められている実物資産。
だからこそ、インフレ局面では「安全な避難先」として買われるのです。
② 円安の影響

2025年現在、1ドル=150円前後と、歴史的な円安水準。

10年前の円ドル為替は約120円くらいだったよ
金はドルで取引されるため、円が安くなると円建ての金価格はさらに上昇します。日本人から見ると、「同じ金でも前より高く見える」状態になっているんです。
③ 世界の不安定さ(地政学リスク)

戦争や政情不安、経済危機などが起こると、人々は「紙のお金」よりも「実物の資産」を選びます。
特に中東やアジアでは、金を身につけておく=いざという時に逃げられる資産という考え方が根強いんです。

日本ではあんまり考えないことだよね…
アラブの人やインドの女性が、全身にゴールドジュエリーをつけているのを見たことがある方も多いのでは?
あれは単なる装飾ではなく、資産を身につけて守る知恵なんです。
第3章:「地金ジュエリー」ってなに?
ここで少し、今回のテーマである「地金ジュエリー」について整理しておきます。
ジュエリーと言っても実は大きく分けると2種類あります。
① 地金(じがね)ジュエリー
地金ジュエリーとは、素材である金(ゴールド)に価値があるジュエリーのこと。純金(K24)や18金(K18)などは、中身の80%前後が金でできています。
たとえ溶かしてジュエリーとしての形がなくなっても、素材としての価値が残ることが強み。つまり「身につけられる資産」であり、金の価格相場が上がるとジュエリーの価値も上がるのです。
- K18チェーンネックレス
- K24コインペンダント
- K18甲丸リング
つまり、素材自体に価値があるジュエリーです。
私のウィーン金貨ネックレスも、まさにこのタイプ。ファッションで楽しみつつ、資産としても育ってくれる、理想的な存在です。
② ファッションジュエリー(=ブランドジュエリー)
ファッションジュエリーとは、 デザインやブランド価値がメインのジュエリー。素材より「デザイン」「ブランド」「石の価値」が重視されます。
中には、貴金属ではなく、真鍮やメッキ素材の場合も。金属相場では価値が変動しにくく、むしろ流行や需要に価格が左右されます。
- シャネルのロゴピアス
- ヴァンクリのアルハンブラ
- プチプラのメッキアクセ
人気のあるブランドやモデルは値上がりして高値で取引されることもありますが、資産性は地金ジュエリーの方が圧倒的という違いがあります。
| 種類 | 価値の源 | 特徴 | 価格の変動 |
|---|---|---|---|
| 地金ジュエリー | 金そのものの価値 | 溶かしても価値が残る、世界共通 | 金相場で変動(上がるときが多い) |
| ファッションジュエリー | デザイン・ブランド | トレンドを楽しむ、軽くて使いやすい | 相場では動かない、ブランド価値・流行や需要による |
私は、普段はプチプラやブランドジュエリーを普段使いしつつ、地金ジュエリーは流行に関係なく資産として長く持つつもりです。
ただの装飾としてではなく、値上がりを見越して長く育てる楽しみがあるのも、地金ジュエリーの魅力だと思います。
18Kと24Kの違いって?
金(ゴールド)のジュエリーを見ると、「K18」または「K24」と表示されていることがあります。これは、金の純度を表す数字です。ざっくり言うと、以下のように理解すればOKです。
24K(K24)=ほぼ純金(99.99%)
24Kとは、純度がほぼ100%のゴールド。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 純度 | 約99.99% |
| 色 | リッチな濃いゴールド |
| 硬さ | とても柔らかい |
| メリット | 資産性が高い。金そのものの価値が反映されやすい |
| デメリット | 傷がつきやすいので、日常使いしにくい |
投資用の金貨やインゴット(金の延べ棒)に使われるのは24Kです。
私のウィーン金貨ネックレスもこのタイプです。つまり、資産として持つなら断然24Kがおすすめ。

24Kは柔らかくて繊細なので、ウィーン金貨ネックレスは「枠」が付いているの。保護しながら、ジュエリーとして美しく身につけられるようになっています。
18K(K18)=75%が金、残りは合金
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 純度 | 約75% |
| 色 | 上品なイエロー(日本人の肌に馴染む色味) |
| 硬さ | ちょうど良く、日常使いに安心 |
| メリット | 普段使いに最適。高級感と耐久性のバランス◎ |
| デメリット | 資産性は24Kよりは低い(ただし十分価値あり) |
ジュエリーブランドがよく使うのはこの18K。人気のヴァンクリやカルティエも基本はK18です。オシャレと使いやすさを重視するなら18Kが適しています。
| 24Kと18Kの違い | 24K | 18K |
|---|---|---|
| 価値の軸 | 資産性 | デザイン+実用性 |
| イメージ | 「金(ゴールド)」そのもの | 上質なジュエリー |
| 向き | 資産目的・特別なお守り | 普段使い・一生物のアクセ |
結局、資産にしたいなら24K(金貨・コインネックレス)、ファッション性や流行を重視するなら18Kと、用途で選ぶのが正解。
24Kと18Kは「役割が違う」と考えておいた方が良いでしょう。
第4章:おすすめの地金ジュエリーと選び方
これまで、「地金ジュエリーってなに」「18Kと24Kの違いは何か」という話をしてきました。では実際に「どんな地金ジュエリーを選べば良いか?」を、ファッション目線でご紹介します。
- 素材の純度(K18/K24)
→ 資産性を重視するならK24、普段使い重視ならK18。 - 重さ(g数)で価値が決まる
→ 同じデザインでも重ければ地金価値は高い。 - デザインやブランド
→ 時代を超えて長く愛されているブランドか、リセール価値や希少性もチェック
おすすめアイテム3選
① K18チェーンネックレス
K18(約75%金)素材で装飾のないシンプルなチェーンネックレス。流行り廃りがないので毎日使えて、地金価値とファッション価値の両立が可能です。
毎日使える上質ジュエリーが欲しい人にはピッタリのアイテムです。
② K24コインペンダント
ウィーン金貨・メイプルリーフ金貨(24K)などはコインネックレスに加工されたものが販売されています。
カナダのメイプルリーフ金貨もオーストリアのウィーン金貨も、政府や造幣局が発行する正式な通貨です。法定通貨としての面を持ちつつも、実際には『金そのものの価値』が価値の源泉となっており、身につけるジュエリー化された時点で「装える資産」の領域に入ります。
素材はいずれも24K、金相場の影響を最も受けやすく、ネックレスという形態を取ることで身につけておく資産としても活躍。
ファッションも資産性も両方欲しいという人には最適です。
③ K18リング(地金デザイン・ブランド付き)
K18かつ、人気ブランドのシンプルな地金リング。
指輪として身につけたときの佇まいが良く、重さもあると価値も出ます。手元のおしゃれを重視しつつ、資産性も少し意識したい派の人におすすめです。

ヴァンクリのペルレはデザイン性にも優れていて地金リングとしても人気!
ブランド価格がプラスされているので、地金価値+ブランド価値=総額になることを覚えておきましょう。
まとめ;地金ジュエリーで将来に投資

地金ジュエリーは、今も10年後も役に立つジュエリーです。
日常で違和感なく使いながら、10年後には地金価値が育っているかもしれない。
ぜひ、あなたのスタイルと目的に合った地金ジュエリーを見つけてみてください。装うだけで、おしゃれも資産も一緒に手に入ると考えると、すごくワクワクしますよね。


コメント